雑巾絞り症候群と聞いてびっくりされた方が多いと思います。
先ず、濡れ雑巾を絞ったイメージをしてください。ギュッと捻って絞られた状態です。そして、その雑巾をポイっと洗面所の角にでも置いておくとします。2日も経過するとその雑巾の水気はなくなり、固まっているはずです。絞ったままに固まっているので、解こうとするとガビガビ、、そうこの雑巾を解こうとしても解けない状態が人間のカラダ、特に背骨・骨盤に起きているのです。
捻った状態で固定され、これら関節を取り巻く筋肉や筋膜により捻った状態で固定されているのです。一方へ捻った状態が反対に捻った時に、解ければ問題ないのですが、反対に捻った時も、この捻れが解けないと、捻った状態が累積するのです。まさしく乾燥して捻られた雑巾状態なのです。
その捻った状態の背骨や。骨盤で前に曲げたり、動かしているので、突然の痛いに襲われたり(ぎっくり腰や寝違え)、またその捻れが蓄積すると痛みや凝りの原因になるのです。
その状態で来院される方が本当に多いのです!
日常の生活でカラダは一方へ捻って固定した状態で、パソコンやスマホしたり、テレビ見たり、スタバで人と話したり、座って食事したり、歩いたりしているのです。これらの捻れを取り除くことにより症状が早期に改善するので、この乾いて捻られた雑巾状態からの脱却が、筋骨格系の障害では重要だと思うのです。
そして、あまりにもその症状の方が多いので、この捻れた状態で起こしている障害を『雑巾絞り症候群』と名付けました。
例えば、壁に背中と後頭部を軽くつけて、首を左右に回してみてください。どちらか一方は、クルッと背骨の真ん中の軸で回転しているのがわかり、反対側は、軸で回転できず、外回りしている(回しにくいと感じるかもしれません)感じがすると思います。これは誰にでも起きている現象です、首だけではなく、腰と骨盤にも起きています。こららの状態が悪化した場合に、様々な障害の原因になっているのです。それが『雑巾絞り症候群』です。
バレエダンサー、ゴルファー、野球、サッカーなどカラダを捻るスポーツは多いし、楽器演奏や踊りなども同様です。当然パフォーマンスは低下するし、怪我の原因にもなるのです。
更なる研究を進めて参ります!
次回、バレエダンサーにおいての『雑巾絞り症候群』について検証します。