症状
職場ではデスクワークが多く、ストレスも多いため常に緊張を強いられている。週末には地方へ出張するため、長時間の運転でも肩こりが気になる。
分析
座位姿勢で、猫背になり両肩が前に巻き込み緊張が強い。ストレートネックが見られ、首を反らした時につまり感を感じている。下部頸椎から上部胸椎の可動性が制限され、大胸筋、僧帽筋、肩甲挙筋の過緊張がみられた。
施術
施術では、下部頸椎および上部胸椎に対してアジャストメントを行い、過緊張した筋肉に対してグラストンテクニックを用いて施術を行った。施術後は、体が起きたような感覚があり、肩周りの緊張が緩和した。仕事の関係で2週間に1度のペースでの通院となるため、大胸筋と肩甲挙筋に対するエクササイズとデスクでの座り方をアドバイスし状態を維持するように指導した。
今回の症状は、筋肉の過緊張によるものです。筋肉を包んでいる筋膜は、長時間同じ姿勢をしていると、周囲の筋膜同士で癒着が起こり慢性症状につながります。グラストンテクニックは、この筋膜の癒着に対するアプローチに特化したツールです。施術後の筋膜の再癒着を防ぐために、患部に対するストレッチと、普段の姿勢を直して筋肉の緊張を抑えます。