No.106 首こり、肩こり、背中の痛みと頭痛 26歳 女性

症状

首こりを訴え来院。5ヶ月前に転職し、デスクワークでパソコンを使用し始めたところ首こりを感じるようになった。仕事が忙しくなり疲れてくると段々と肩こりや背中の痛みを感じる。また、更に悪化してくると頭痛を感じることもある。

分析

検査上、関節の可動域には問題が無く、痛みを増悪させる要素は無かった。姿勢検査では若干の猫背が背中が見られ、両肩をやや前にきていた。首から肩にかけて、やや筋が緊張していた。他に顕著な所見は無い。

施術

デスクワーク中の姿勢が原因と判断し、姿勢改善と筋の緊張を緩和するようアプローチ。脊柱全体の構造的なバランスを改善し、座り方のアドバイスと仕事中に出来るストレッチをアドバイス。3回目の来院時には自覚症状は80%近く軽減。
今回のケースは、デスクワーク中の姿勢が原因のマウス症候群の初期症状である首こり、肩こり、背中の痛みです。今回の様に軽度な症状であっても、長期に渡って放置すると慢性化し、痛みの頻度や強さは増悪していきます。また、今回の様なケースはデスクワーク中の姿勢も含めてトータルしたアプローチが必要な事が多く、座っている時の身体の軸の安定が重要になります。