症状
股関節痛、足のだるさ(右)股関節の痛みと動きの制限、右足のだるさを訴えて来院。
5年前にスノーボードで転倒し右股関節を脱臼。半年間入院し、入院中は股関節をけん引しながら安静にしていた。退院後に股関節の痛みと運動制限(屈曲と内旋の動き)を感じ、しばしば右足に重さやだるさを感じる。
分析
顕著に股関節が後方、外側に変位し、その影響で骨盤や腰椎全体でバランスを崩し、姿勢にも影響が出ていた。
施術
主に股関節の痛みの原因となる右の股関節の変位と運動制限を改善するようアプローチ。また、右の股関節をかばっている左の腰部・殿部の筋肉の緊張を緩和。加えて、膝・足首・背中のバランスを調整し股関節への負担を軽減。足を組むクセの改善と、股関節から足に流れる体重を均一にするようアドバイス。5回の来院で痛みとだるさは消失。10回で運動制限が改善。現在も体調管理のため継続中。
股関節の痛みは歩行や日常生活のちょっとした動作にも影響し、姿勢を崩す大きな原因になります。今回のケースのように外傷の後遺症もありますが、足を組むクセや体重を一方の足にかけ続けるクセなども股関節に痛みや運動制限などのトラブルを引き起こす原因となるのでご注意下さい。