症状
1年ほど前から強く首コリを感じ徐々に首の痛みも感じるようになった。仕事中の姿勢や疲れによって首コリが悪化し、それが首の痛みの原因ではないかと考えている。 首コリが悪化し首の痛みが強くなると頭痛・吐き気を感じる。電車の運転をしているため座っている事が多く、最長で2時間運転し続ける事もあるため、目を良く使う。朝は少し楽だが起きて動いているとすぐに首コリと首の痛みが強くなる。整形外科でのCT・MRI検査や脳神経外科・内科・心療内科などでは異常なしと診断された。
分析
姿勢検査で立位・座位で共に背中が丸まり、構造的に首を支えられない姿勢が顕著であった。可動域検査では首を回すと痛みが若干悪化、それ以外の動作では痛みの変化はなかった。全体的に首の可動範囲は減少しており、筋肉の緊張も強かった。
施術
首の筋肉の緊張が強いため首コリや首の痛みを引き起こし、強い首コリ(首の筋群の過緊張)により頭痛・吐き気にまで悪化していると考え、まずは首の筋肉の緊張を緩和し、そこから関節の動きをつけるようアプローチ。その後、根本的な原因である脊柱全体のバランスと姿勢を正すようアプローチ。1回の治療で首を回したときの痛みは消失、3回目で主訴の首コリと首の痛みも消失。症状を安定させるために仕事中の姿勢をアドバイス。 現在は以前からある腰痛を含め、より一層の安定と予防の為治療継続中。