症状
疲労が続いていたある日、突然、首に痛みが生じる。整形外科にて第5・6頚椎のヘルニアと診断される。その後、症状は変わらず逆に悪化。左肩・左腕にしびれが現れる。腕の脱力感を感じたり、頭痛が頻繁にでるようになり、脳神経外科や神経内科にも行くが改善せず、薬の服用で痛みを緩和させる状態が続いていた。
分析
頚部ROM検査において伸展・左右側屈で首に痛みを強く感じ、左肩から左腕にかけて嫌な脱力感を感じていた。同じ姿勢を続けていると痛みが強くなってくる。典型的なストレートネックであり、首のカーブが完全に消失している状態であった。
施術
治療は、まず首の痛みをとることから始める。背中から下部頚椎の後方への変位を改善させることで首全体にカーブをつけ、第5・6頚椎にかかっていた負担を取り除く。約4回の治療で首の痛み、頭痛は消失。次に、良い状態を保つために枕を変えて仰向けで寝られるように脊柱全体の治療を同時に進めていく。8回の治療で違和感なく仰向けで寝られるようになり、肩から腕の脱力感・しびれとも徐々に改善。無理な姿勢をしなければ、日常生活には問題がなくなる。現在も、背骨全体の治療も含め治療継続中。