No.050 脳外科にてレントゲン・MRI検査を受け、 ストレートネックと診断される 27歳 男性
症状
1年前から首の違和感。集中力の低下、頭痛、不眠などの症状と、首~背骨にかけて骨がボコボコしている気がしている。脳外科にて、レントゲン・MRI検査の結果、ストレートネックと診断を受け頚部・背部の筋肉強化を勧められるが効果がなかった。ここ最近は強い頭痛・右腕のシビレとだるさが出現する。
分析
整形外科的テスト・カイロプラクティックテストにて、椎骨動脈になんらかの障害が存在していた。ROM検査では、後屈では痛み及び違和感があり、前屈すると楽であった。日常の生活では朝はそうでもないが、昼ぐらいから首が気になり始め、集中力がなくなり、夜は寝れないような状態が続くとの事だった。上向きで寝るとシビレ強くなるため、横向きで寝ていたようである。
施術
症状の原因・検査結果・触診などよりストレートネックによる頚部機能障害の可能性が高く、その影響で前屈すると楽な状態になるため首を鳴らす癖が以前よりあった。最近は鳴らさないではいられなくなるようになって居たために症状を悪化させていたようである。まず、局所的な問題である患部(OCC~C1~C2)の負担を軽減する治療をしていく。頚部には動いている関節と動いていない関節が極端に存在するためそのバランスを取り除き、モビリゼーションを加え、ストレートネックになっている頚椎のカーブを正常にする治療をする。初回よりまくら変更してもらい(当院のまくら使用)を3回の治療で腕のだるさなくなり、4回目で頭痛がなくなる。7回目の時には、集中力の戻り、不眠も解決しすべての症状消失する。その後経過もよく現在経過みながら治療継続中。