No.046 前十字靭帯再建術後の左・右脚のアンバランス 38歳 男性

症状

空手の稽古を週に3回はしているが、以前に痛めた右足をかばう為に徐々にアンバランスになり、左足で立つくせになってしまう。また右足一本で立つのが不安定で出来なくなってきている。

分析

以前痛めた右ひざ(10年前にスキー中十字靭帯断裂、右膝前十字靭帯再建術後)をかばう為に重心が足、骨盤そして脊柱も左半身にかたよってしまっていた。その結果として右半身の骨盤・腰椎が正常に機能しなくなっていた為、右に体重が載らなくなる。

施術

治療は、長年負担をかけてしまっている左半身の筋肉・関節などの硬直を取り除き、その後右下部腰椎関節に動きを加え、徐々に体重負荷がかけられるようにする。5回の治療で左右のバランスがとれ、右足にも違和感なく体重かけられるようになり、空手も大丈夫である。経過をみながら治療継続中。