症状
7年前から腰に痛みがあり、病院にてレントゲン検査で脊柱管狭窄症と診断される。その後も1年に何度も腰を痛める。今回は6月に痛め、一ヶ月後から歩行困難になる。また10月にも同じような症状になった。現在は寝返りでも痛みがあり、朝起きるときに特に痛みが強い。常に痛むため、歩くのも「休んでは歩く」状態である。また、右頭部から右頚部にかけてはいつも鈍痛がある。血圧も高く、脈も速くなることがある。降圧剤服用中。
分析
今までにいろいろな治療を受けたが改善しない為、精神的にも落ち込んでいる状態であった。腰部は右足をかばうため左側に重心が偏っていた。
施術
血圧が高いため首の治療は軽くし、様子をみながら治療を行う。腰は、右足に体重を載せられるように治療目標を立てる。ただ、右ひざ関節にも痛みがあるため、膝の痛みを取りながら徐々に右足に体重をかけられるように骨盤のアンバランスを取り除く。結果、5回の治療後から歩行時、寝返り時、ともに腰の痛みが改善する。その後、散歩などの運動を併用し筋肉の強化と血圧の改善をはかっている。首に関しても時々鈍痛が起こるが9割方改善する。現在、散歩中などに膝の痛みが残るが、元気に通院中。