症状
半年前から始まった尾骨痛で来院。
痛み耐えられなくなり整形外科において診察してもらい、レントゲン検査にて尾骨脱臼の診断。病院を変え3箇所の整形外科に行く。全て痛み止めの投薬だけで痛み変わらずにドーナツ座布団で、尾骨が当たらないように過ごしてきたとのこと。
分析
座位時間が長いパソコン仕事であり、身体も大柄なので、尾骨骨折後に尾骨脱臼になってしまっていました。患部を触ると尾骨下部に圧痛があり、その痛みがお尻に放散している状態でした。また椅子に座ってもらうと、前傾にして腰を反らす姿勢になり。今までも痛みを避ける姿勢を長期間とっていたようです。結果、骨盤後傾位と反り腰を持ち合わせる状態になっていました。
施術
骨盤後傾が強く、尾骨が坐骨よりも当たる姿勢になっていたので、主に骨盤後傾の施術を行う。
また、前傾にしている時期が長かったので、腰椎の前わんが強くなって固定されていたので、その筋群のリリースも行う。
施術するごとに症状は改善し、3回目にはほとんど日常では痛みがなくなる。
ドーナツ座布団は中止してもらい、座り姿勢コンサルティングを行う。
尾骨痛の原因で多いのが尻餅による尾骨骨折、最近、多いのが長時間座位での尾骨痛、この方は大柄なので、尾骨骨折後に尾骨脱臼になってしまっていました。骨折した尾骨は数週間で改善します。問題はその尾骨をかばって座ったり、寝たりする事により、腰椎や骨盤に他の問題を引き起こし、複雑な症状へと発展するのです。結果、一年以上の長期間尾骨痛で悩んでいる方がとても多いです。
根本的に治すには、痛めた尾骨にとらわれずに身体の状態を客観的に評価して、根本的な原因を取り除くと痛みは『すー』となくなります。
尾骨痛で悩まれている方は、ご連絡ください!