症状
50代 男性 会社経営
2−3ヶ月前から、座って歩き出しに左股関節に痛みを感じるようになり、徐々に痛みが強くなり、ここ2週間は歩行に支障がでるようになり来院する。
整形外科でのレントゲン検査では、関節腔は狭くなっているが現時点では股関節の変形はないとのこと。
分析
左股関節に違和感は以前よりあったが、この数ヶ月は痛みが増してきたようである。特に座った後には激痛が走るようである。可動域の検査では、屈曲45度・外転60度・内転15度で股関節大腿骨頭前部に痛みが誘発される。
腰部に痛みはないが、痛みを避けようとしていたのか、立位では逃避姿勢になり右半身に重心を置きがちである。結果、腰椎と骨盤には、歪みが存在する。
施術
施術は、先ずはじめに股関節の制限された動きの修正を行う目的で、股関節大腿骨頭の前方から後方への可動性をつける。ただ、五十股の方の特徴でハムストリング筋群の拘縮が強く、大腿骨頭が前方への動揺性が強くなることが多いので、この方の場合も、アクティブストレッチを用いて、前方腸腰筋などの股関節屈筋群を使わせながら、ハムストリングの伸張を促す施術を行う。
徐々に改善し、5回目の施術後には、股関節制限がなくなり、痛み消失する。
股関節の障害は40代後半ごろから増加傾向にあります。
変形性股関節症は特に女性に多いのですが、このハムストリング拘縮型の「五十股」(ごじゅうまた)は、身体の柔軟性のない男性に多いのが特徴です。
痛みが、座った後だけだからと油断すると、腰椎や骨盤の歪みを増強させ、重症になる可能性もありますので早期の施術をおすすめいたします。
五十股かな?と思われた方はお気軽に以下「問い合わせフォーム」より、ご連絡ください!
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KIZUカイロプラクティック本院 院長 木津直昭