症状

一年前に引越しで重い荷物を持ち腰を痛めた。 整形外科で、腰椎4-5間の椎間板ヘルニアと診断を受け、理学療法やリハビリをしたが一時的に痛みが治まるだけで繰り返し腰痛が起こる。 一ヶ月前から痛みが強くなり来院。寝起き、ずっと座っている時、動き出しで特に痛みを感じる。

分析

初回検査時、前屈で左臀部と左ふくらはぎに鋭い痺れ。SLR40°陽性。知覚検査では腰椎4、5番レベルで知覚の低下を訴えていた。筋力には異常が見当たらなかった。 姿勢は胸椎後わんと腰椎の過前わんが顕著で、骨盤が前屈変位し、それに伴い股関節、膝関節 が内旋し足関節が回内して土踏まずが消失していて過度のX脚になっていた。

施術

治療は腰椎の過前わんを取り除き椎間板の減圧を図る。しかし大きな変化が診られなかった。次にX脚を取り除くようにアプローチをすると腰椎過前わんがとれ、大きな改善が診られた。体全体のバランスをとり治療と平行して自宅でのストレッチやエクササイズを指導。13回の治療で改善。再発も無い。