症状

５年ほど前より、仰向けで寝ていると腰と背部に痛みを感じるようになり、ここ数週間で痛みが増してきたために来院。週末など、長時間の睡眠をとると痛みが顕著に強くでる。起床後しばらく動いていると痛みは消え、日中に痛みは感じない。整形外科で受診し、レントゲンでは特に問題は見当たらなかった。

分析

初回検査時、初診時の検査では、姿勢は背中が丸まり猫背になっていた。それに伴って顕著な反り腰(下部腰椎の過伸展)で、下腹が突き出たような姿勢になっていた。また、身体を反らす動きが困難で、仰向けで両手をバンザイすると痛みが背中にでていた。

施術

治療では、胸椎の後弯(猫背)と下部腰椎の過剰な反り（反り腰）を取り除き、仰向けで寝やすい状態を作るようアプローチ。５回の治療で痛みは消失した。現在も姿勢維持の為の体操と治療を継続中。
このケースは、猫背で反り腰の人に多く見られます。仰向けで寝たときに背仲が伸びてくれず、腰だけが反ってしまい背骨の後ろにある関節に圧迫が起き痛みが出るのです。