症状
肩こり、全身の倦怠感を訴えて来院。慢性的に肩こりと全身のだるさがあったが、仕事の環境変化により悪化。整形外科でレントゲン検査を受診したところ、背骨の歪みが原因ではないかと言われ牽引を受けるも症状に変化は無かった。仕事で疲れてくると悪化し、夕方になると肩こりのため集中力が落ち、仕事に支障を感じるようになった。
分析
姿勢検査と可動域検査を行ったところ右凸になる状態で背骨の歪み(へびのように左右に曲がる背中)があった。この歪み(へび背)により姿勢は著しく崩れ、肩の筋群に不均衡な負荷がかかる事で肩こりを悪化させていた。加えて座っている時に足を組む癖があり、仕事の環境変化(以前よりデスクワークが倍近く増えた事)と重なって、骨盤の歪みを増悪させ、結果的に背骨の歪みをより強くさせ症状を悪化させていた。
施術
原因となるへび背を改善するため骨盤部の歪みを戻すようにアプローチ。それに伴って頚部、胸部の左右の歪みを正常に戻すために筋の不均衡な緊張を取り除くようにアプローチ。3回の治療で仕事への支障を感じていた集中力の低下が消失。その後6回の治療で肩こり、全身の倦怠感共に消失。姿勢の指導と共にへび背を改善する為に姿勢コンサルティングを実施し、予防のため継続して治療中。