No.035 座っていても、立っていても痛む腰と顎関節症 24歳 女性

症状

1~2ヶ月前から、座っていても、立っていても、動いていても腰が痛くなってきた。自分では原因はわからない。また、2年前から顎関節症になり、口が開け難くなり痛みもあった。東京医科歯科大学病院で診察を受けマウスピースをし、痛み止めを飲んでいた。

分析

検査時、立っているだけでも痛みが腰にあり、後ろに曲げると痛みが増大した。分析すると胸椎後弯が強く、加えて腰仙関節の角度が強く、下部腰椎に強度の負担をかけた状態であった。話を伺うと仰向けで寝ると腰が痛むため、横向きで丸くなって寝ており、座っていても腰を伸ばすと痛むので、姿勢が自然と悪くなっていたようである。

施術

治療は、まず腰仙角度を調整し、同時に胸椎の後弯を軽減するよう治療を行った。1回の治療で痛みは消失する。その後頚椎のカーブを整え、顎関節にアプローチする。2回の治療で身体の軸が整い、同時に痛みなく口も大きく開くようになる。年齢が若いせいもあり早期の治療効果があった例である。ただ、原因は姿勢なので姿勢改善を目標に治療継続中。