症状
右股関節痛
時々激痛があり、足の力が抜けてガクッとなることもある。開脚すると音が鳴り痛む。膝が痛むこともある。
6−7年前から股関節に違和感があり、時々痛みを覚えていた。2年前に整形外科でのレントゲンから変形性股関節症と診断を受け痛み止めを処方されていた。去年の9月から股関節を強化しようとジムでトレーニングをしていたら、股関節に音がして激痛が走り整形外科再受診する。
変形性股関節症は変わらず、歩行に支障をきたすようになり当院に来院する。
分析
右股関節前方インピンジメントテスト陽性より関節唇など何かしらのインピンジメントが起きていると判断して施術に入る。
仙腸関節可動性テストより右仙腸関節において後方への過可動性あり。
右股関節痛により、左股関節には長い期間負担を強いられていたので、全身が左重心で生活をしてきたと思われる。
施術
関節唇を挟むような動きを防ぐために、右仙腸関節の後方への動きを矯正。骨盤の後傾を修正する。また右大腿骨の右前側方への可動性を制御していく。体幹トレーニングと合わせて開脚できるように内転筋リリースやアクティブストレッチを自宅でも行なってもらう。
週に一度の3ヶ月間の施術と自宅でのセルフトレーニングにより、長年の変形性股関節症を克服し、痛みなく歩けて、階段昇降も可能になり、開脚角度も増えて股関節が安定する。
変形性股関節症は、大腿骨の位置異常とその土台になっている骨盤の傾斜による問題が複雑に絡まった障害です。股関節は、重力の影響を受けやすいので改善が難しい症状の一つです。ですので、スクワットなどの筋力トレーニングを闇雲い行うのは危険です。
座った後に股関節の違和感や痛みを感じたら、変形性股関節症の始まりと言っても過言ではありません。早期に適切な処置が必要です。
上記のような症状でお悩みの方はご連絡くださいませ!