未来の健康寿命を支える小児姿勢教育 〜小学校における実践的姿勢改革〜論文掲載

未来の健康寿命を支える小児姿勢教育
〜小学校における実践的姿勢改革〜
著者:佐々木空(あかしカイロプラクティック院長)
   木津直昭(KIZUカイロプラクティックグループ代表院長)

一般社団法人 映像情報メディア学会誌に上記論文投稿させて頂きました。

文中から抜粋

姿勢制御と予期的姿勢調節(APAs)正確な運動を行うためには,重心位置や体勢の準備・補正を行う姿勢制御が必要となる.バランスが崩れた際に姿勢反射などを使ってフィードバックとして発現する代償性姿勢調節のほかに,予期的姿勢調節(Anticipatory Postural Adjustments: APAs)と呼ばれる先行性の運動が存在する.これは目的の運動が最適な形で開始されるために必要な予測的な姿勢調節であり,いわばフィードフォワードの姿勢制御として目的の主動作に約20~100 msほど先行して発現する5).APAsは運動計画に関わる運動前野・補足運動野と呼ばれる領域から発生し,目的行動による身体バランスの変化や外乱を事前に予測し,そのカウンターバランスとしての予備動作を行う.そのため過去の運動記憶とともに,正確な感覚情報入力が必要不可欠である。

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途中省略

しかし,国民の間には正しい姿勢に関する共通認識が未だに浸透していない.「背筋を伸ばす」等の曖昧な理解に留まっていたり,「背もたれを使ってはいけない」などの間違った認識を持っていたりする場合もある.これはそもそも姿勢についてのリテラシーを育む場がないことにも起因する.実際の子供の教育現場においても,姿勢や動き方の知識の伝達は充分でない場合がある.子どもやその養育者,教育関係者に姿勢や動きに関する知識をより深く理解してもらうことが彼らの健康を守ることに繋がり,ひいてはそれが将来的な健康寿命の延伸へも寄与するのではないだろうか.今回筆者らは小学生564人に対して予期的姿勢調節(APAs)とニュートラルポジションでの姿勢定位の二つのポイントを中心に講義を行った.以下のセクションではこれらについて解説し,次いで実際に小学校で行った指導の様子を紹介したい.

詳細・全文は以下からお願いいたします。

論文掲載誌:
一般社団法人 映像情報メディア学会
The Institute of Image Information and Television Engineers

本部: 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館 403号室
HQ :Room 403, Kikai Shinko Kaikan 3-5-8 Shiba Park, Minato Ward Tokyo, Japan 105-0011
TEL: 03-3432-4677 (+81-3-3432-4677)

掲載誌ご希望の方は上記映像メディア学会サイトより購入できます。
また、今回論文にご興味ある方・小学校での講義希望の方は、こちらに問い合わせフォーム(セミナーに関する問い合わせ)ご記入の上、送信頂けたら、ご返信させて頂きます。今後、小学校での姿勢講義(対面・オンライン)開催していきたいと考えておりますので、是非ともよろしくお願いいたします。

KIZUカイロプラクティック
木津直昭