No.245 妊娠4ヶ月目からの腰の痛み(30代 主婦)

症状

腰(右仙腸関節部)の痛み。原因不明で徐々に痛みを強く感じるようになってきた。朝はあまり痛みを感じないが、夕方から夜にかけてズキズキする痛みが気になる。最近は階段の上り下りや座っている体勢、歩行時から立ちあがる動作でも痛みを感じるようになってきた。今まであまり腰の痛みを感じる事はなかった。

分析

初回観察時に痛みがある為全体の姿勢が右に傾いている。前屈、座っている体勢からの立ちあがる動作で痛みの再発。前屈時に骨盤を押さえると痛みが軽くなる。左仙腸関節に動きの制限がみられる。

施術

主訴である腰の痛みですが,右仙腸関節を触診したところ問題が無い状態でした.逆に反対側である左仙腸関節の可動域制限がみられ,右仙腸関節が不安定になっている状態と判断しました。また,右股関節周囲の筋肉の緊張も観察され,これも右仙腸関節の不安定性に対する代償性の筋緊張であると同時に,同仙腸関節に対して負荷を増大させる要因であると考えられました.初回の施術では不安定になっている右仙腸関節と股関節周囲の筋肉に対して調整を行いました。施術後は少し軽くなったような感じだけでしたが骨盤ベルトを利用して頂く事で不安定感の軽減がみられました。
2回目の来院時は初回の半分ぐらいの痛みになり夕方から夜にかけての痛みも気にならなくなっていました。妊娠4ヶ月なので今後も引き続き調整を続けていく予定です。
  KIZUカイロプラクティック本院 チーフカイロプラクター 竹中伸太郎