マスク使用による頭蓋骨痛(Mask Skull pain)

コロナ禍の中、来院される患者さんで、頭蓋骨痛(Skull pain)を訴える方が増えています。

テレワークによる姿勢で、パソコンを凝視しているのも一因ですが、コロナ禍におけるマスク使用の長期化も影響していると考えています。どなたでも、これほど長い間、常時マスクしていた経験がないと思われます。
 マスクは、耳を前方に引っ張り出します。今回コロナ禍に置いて、後頭部や耳裏に違和感や痛みを感じた方も少なくないと思います。また、マスクは、側頭骨を横から締め付けます。そして、呼吸も浅くなり、外出時はマスクしながらの行動は、何気なく神経質なっているので首肩に力が入っているのです。

 実は、私達も3月から施術中は、マスクとフェイスシールドをしています。結果、頭蓋骨が締め付けられる辛さや呼吸の浅さも気になり、頭蓋骨痛を感じていたのです。
そこで、この頭蓋骨痛(Mask skull pain)を取り除く頭蓋骨セラピーについて研究してきました。
頭蓋骨は28個の骨で構成され縫合で関節されています。そして帽状腱膜に覆われ、浅層の筋肉や頸部の筋肉群と結合しています。これらの構造からマスクやフェイスシールドにより締め付けや頸部を動かさないテレワークなどが重なり縫合や筋膜から筋肉にかけての拘縮や血液循環異常が起き頭蓋骨痛を発生させていると推測しています。
 これらの拘縮や緊張を取り除くことにより頭蓋骨痛が改善するのを実感しています。現在では患者さんにも受けてそもらい、その効果に驚かれる方もいらっしゃいます。以下にオリジナルMask skull pain チェック表作成いたしました。

Mask Skull Pain チェック

1 頭蓋骨全体が締め付けられる。
2 後頭部を包まれるような鈍痛を感じる。
3 首こりを感じる。
4 偏頭痛がある。
5 呼吸がし辛い。
6 変な夢を見る(恐怖)
7 寝ていると頭が圧迫される。
8 耳裏が引っ張られる違和感あり。
9 口が開けづらい。(顎関節の異常)

3項目以上 Mask skull 症候群の疑い
6項目以上 Mask skull pain 

現在、お辛い頭蓋骨痛(Mask Skull pain)でお悩みの方はご相談頂ければと思います。

KIZUカイロプラクティック本院
院長 木津直昭