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変形性股関節症・膝関節症の不安を一掃し将来に立ち向かう為に~10月28日健康セミナーのお知らせ

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 変形性疾患(股関節症、膝関節症)に罹ると「将来、自分自身の足で歩けるのだろうか?」と不安に思われている方が多いのが現実です。また当院で治療を受けていても、「今はいいが年を重ね筋肉が落ちてくるとどうなるだろうか?」と思われている方も少なくないはずです。
その不安を少しでも改善できたら、また将来、もし、外科的手術が必要になった時に安心した気持でいられるように、実際の臨床で日々手術をされている医師から話が聞ければ、皆さんも安心して将来に立ち向かえるのではないかと考えました。
そこで、今回、10年以上前より病診連携でお世話になっている聖路加国際病院整形外科 副医長でおられる 辻壮市先生をお招きして最新の人工関節手術の現場の話や予後、そしてカイロプラクティック治療との境界や両立した治療方針などについてお話して頂きます。

インターネット社会となり情報が氾濫する中、将来、自らが見極められる正しい知識を身につけて様々な疑問や不安を解消して、先々を見据えたより良い生活を送って頂ければと考えています。是非とも多くの方に出席して頂ければ幸いです。


開催日 平成25年10月28日(月)14:00~14:45
対象者  変形性膝関節症、変形性股関節症などで
     KIZUカイロに通院中の患者さんとその御家族

定員   15名前後
開催場所 KIZUカイロプラクティック日本橋メイン
     (定員オーバーの際は広い会場に変更することがあります)
参加費  無料
講師   聖路加国際病院整形外科 副医長 辻壮市 医師

ヨガと驚異的な体幹

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写真は世界を舞台に活躍するインドのヨガマスター D.Sudhakar さんとヨガの世界チャンピオンのジュリアさんです。 ヨガマスターのD.Sudhakar さんは数年前より身体のメンテナンスで来院されています。今回は彼がコーチするジュリアさんが練習中に胸部を痛め台湾から初めてこられました。

 言うまではないのですが、今回いらしたジュリアさんも相当な柔軟性の持ち主であります。数ポーズ見せて頂きましたが、凄いポーズの連続でこちらが驚いてしまい、思わず「デンジャー!」と言ってしまうほどでした。そんなヨガの達人がなぜ痛めるの?と皆さんも思われるのではないでしょうか?
 この柔軟性ですが、強い体幹と筋肉の拮抗した働きが重要になります。このジュリアさんの場合は動作時に胸を痛めたのですが、実は、この胸を伸ばす時に同時に起こらなければならない「肩甲骨を下制させる連動」が制御されていました。結果、胸の筋肉はある一定の方向に伸ばされるときに、伸びることができず癒着が進行したのです。
この一連のメカニズムを修正することにより、動作時や呼吸時の痛みは取り除かれたのです。ヨガの達人であっても、一般人であっても、この基本的なメカニズムは一緒です。ただ、このような究極のパフォーマンスを要求されるプロの方たちは、より繊細な動きが必要な分、当然痛めることも多くなるのです。

しかし流石にヨガの達人です。驚異的な体幹の強さと、その体幹から四肢への動きは可動域が広く柔軟性に富んでいました。赤ちゃんの柔らかい手足の動きををいまだに持ち合わせているという感じでした!

カイロプラクティック機能神経学の可能性

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今年5月からカイロプラクティック機能神経学をアメリカ・カリフォルニアで活躍している吉沢公二先生(機能神経学専門医)より学んでいます。月一回のセミナーですがとても興味深く聴講しています。また、それは自分自身の検査方法や治療法にプラスさせ臨床の場でも応用させて頂いています。
 この機能神経学ですが、簡単な説明をするとその手法は、患者さんの神経の中で機能していない部位を特定し、その部位を治療(刺激)するというものです。カイロプラクティックアジャストメントや、その他さまざまな道具を使いますが、薬や手術は一切用いません。
 実はこの機能神経学はとても難解な学問であるので、ディプロマ(diploma)を取得しているのは、日本では3人しかいないのです。そんな中、先週の日曜日にその一人である和田勝義先生(米国公認 機能神経学専門医)より少人数制の講義を受けることができました。

 その講義の中で日常の生活でも誰しもが遭遇している動作、例えば駅のホームで電車が通り過ぎる時に、車内の人を鑑別している目の動き、横書きの英文を目で追い、下へ下へと読んでいるのも同じ動作です。その動作を検査する方法として、視運動制眼振パターン検査(Optokinetic pattern test)があります。この検査によってわかるのは、脳の左右頭頂葉、左右前頭葉、左右小脳の機能異常がどこに発生しているかです。実は、その異常を精査しているということは、その部位の治療も可能であるということなのです。
 
一般の方には理解し難いかもしれませんが、カイロプラクティックではそのような脳神経機能の治療も可能なのです。
アメリカにDr.キャリックという世界的に有名なカイロプラクティック機能神経学の権威がおります。このDr.キャリックのもとには、あらゆる障害(脳障害など)の患者が世界各地から来院されています。

キャリックは、「このような患者さん(重度の障害を持つ)は、薬や手術では決して回復しません」「このような患者さんの人生を変えることが出来るのは私達だけなのです」と述べられています。それはつまり、身体の機能(脳機能含め)を適切にすることだけが唯一の方法だということなのです。
 講義終了後には親睦会を開かれ(左から3人目写真中央が和田勝義先生、2人目はこのセミナーを企画してくれている吉川祐介先生)そんなカイロプラクティックの可能性や将来について熱い議論を夜中迄交わしたのでした。時計を見るとアッと言う間に4時間を経過する程でした。藤沢で行われたので、帰宅は次の日になっていました・・・
*ちなみに二子玉川の古川院長も受講しましたが、残念ながらこの親睦会には出席できなかたので写真には写っていません・・

出会いに感謝!

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先月、友人の粋な計らいで
あの200勝投手工藤公康さんと奇跡のりんごの木村秋則さんと
会食させて頂きました。

“工藤公康”と言えば、僕の高校時代からの同世代のヒーローです。
実は、ご自身が200勝をあげた試合で工藤さんは投手でありながらホームランを打ったのを僕は鮮明に覚えていて
その話を工藤さんに聞いてみました。
「工藤さん、200勝の時のホームラン、狙ったのですか?」
(実は、テレビで見た時、明らかに狙ったようなスイングだったのです)
「全然、バーンって振ったらホームランになっちゃった!」でした。
現役時代から何事にも臆せずプレーする姿に感動しましたが、実際にお会いしても、そのままの工藤公康さんでした。

そして、奇跡のりんごの木村さんです。
木村さんのりんごの話は、実際に本を読んでいても
自然医学であるカイロプラクティックの考えと同じ気がしていました。
実際にお会いして、その人間の大きさに感動しました。
農学を専門にしている方々には信じられないようなことばかりだそうですが、
僕にはとても新鮮であり自然なことで、大きくうなずいてしまうことばかりでした。
木村さんに一つ質問をしていました。「りんごを育てる上で一番大切なのは何ですか?」
木村さんはこう答えてくれました。「土よ!」「全国の土の温度を測りに行ったよ。」
「土の温度が大切なんじゃよ!」

適切な土の温度=根の強さ=無農薬・無添加=奇跡のりんご
この方程式は人間の身体にも使える気がしています。
幼児期の環境=体幹の強さ=薬を使わない生活=奇跡の身体
今のところ、こんな方程式しか浮かびませんが、
もっと研究を重ね、木村さんの理論を人間の身体にも生かしていけたらと考えています。
最後になりましたが、この粋な会食を企画してくれた友人
Dr.Smile 遠嶋康雄さんに感謝!

余談ですが、この話をあるスタッフにしたら
「昨夜、木村さんと工藤さんとお会いしたよ!」
「え、キムタクと工藤静香ですか?」
「そうきたか・・・」

スマホ症候群に気をつけて!刊行にあたり

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本日、「スマホ症候群に気をつけて」を上梓することができました。このスマホですが、皆さんも街中や車中やカフェ・・・友人、知人、家族・・・誰もが使い過ぎでは?と思っているのではないでしょうか?
 この本の中で、お伝えしたいことはスマホによる障害についてのメカニズム解説と対処法や予防法、そしてスマホ依存に対する警鐘を鳴らしています。上の写真は、先生達にスマホ実験してもらっているところです。持ち方や座り姿勢を変えながら実証を繰り返しました。実験終了後に皆が口を揃えて「辛かった・・・」でした。特に本の中でも出てくる「スマホ肩」状態を強調した状態で行った実験では、肩や背中に耐えられないほどの痛みが出たようです。
 これらスマホ実証研究や患者さんの臨床研究で得た知識をもとにこの書は成り立っています。昨年7月に初めての書籍を刊行してから今回の本で4冊目になりますが、書籍を出版するというのは、本当に多くの方々の協力なくしては不可能であると痛感しています。
 今回も双葉社の社員の皆さん、編集部の竹原昌子さん、校正を担当してくれた佐藤敏子さん、辛い辛いスマホ実験を何度もしてくれたKIZUカイロプラクティックのスタッフ、臨床の場で身体の仕組みや生きたデータをいつも提供くださっているKIZUカイロプラクティック全ての患者さん、そして家族。すべての方々にこの場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました!

以下、本文エピローグより
本書がスマホ症候群の予防、そして姿勢の重要性に関心を持つきっかけになって頂くことを切に望みます。そして、スマホを有効活用しながら、痛みや辛さのない快適な生活を送るための手助けとなる一冊になれば、著者としてこの上ない喜びであります。

木津直昭

「スマホ症候群に気をつけて!」
http://www.kizuchiro.com/media.html