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軽度の「椎間板ヘルニア」的症状

短かった夏は終わり、9月に入りすでに秋の訪れを感じる今日この頃ですが、統計的に見るとこの9月~気温の低下とともに腰痛の患者さんは増える傾向にあります。
そんな折、最近気になる症状があります。特に若い女性に多いのですが、軽度の「椎間板ヘルニア」的症状なのです。
共通しているのは、昔から姿勢が悪い、過去に何度も痛くなったことがある、仕事が忙しく睡眠時間が短いなど身体に負担をかけているのはもちろんのこと、特に下部腰椎に長期にわたって物理的負荷をかけてきた人に多いのです。
椎間板の成長は20歳前後で止まるといいます。その椎間板がその数年後にも耐え切れなくなっているのですから問題は深刻です。
椎間板障害というのは、ある程度経過して(その間は痛みがない場合が多い)から痛みが出現します、10代~進行していてその結果20代で発症しているものと考えられます。若年層は進行が早いので悪くなりやすいのです、もちろん椎間板自体は元気ですから治療すれば効果も早いのです。
予防についてですが、栄養の問題もありますが、やはり一番は子供の頃からの姿勢を大切にしなくてはいけません。
また、改めて「姿勢スクール」を通じて、姿勢の大切さを多方面に訴えていかなくていけないと思っています。

当クリニックでは問診の後にカイロプラクティック的テスト・整形外科的テストをすべての方に行います。
また場合によっては、病診提携病院でのレントゲン・MRI検査等の結果、医師の診断をもとに施術いたしますのでご安心ください。

夏に多い女性の新型冷え性について

今年の夏は寒かったり、暑過ぎたりで、体調管理が難しいですが、今朝のテレビで、夏に多い女性の新型冷え性について報じられていました。
最近は、2種類の冷え性が有り、特徴も違うし、対処法も違ってくるとのお話でした。
タイプ1型の特徴は、従来型の冷え性で手足とも抹消の温度が下がり、全身寒さを感じる温度低下型タイプです。
タイプ2型は、新型の冷え性で手足の温度は上がっているにもかかわらず、同じように全身の冷えを感じる温度上昇方タイプなのです。
1型の対処法は、お腹に血液が集まっているために起こっているので、お腹を腹巻やタオルを巻いて温め、、その状態で足の指ジャンケンをするように動かすといいようです。
2型の対処法は、高熱が出た時に身体は暑いのに、寒気を感じているのと同じ現象で、抹消の血管を収縮させる必要があり、綿かシルクの布で(化繊は駄目です)足先、手先をこすると逆に温度が下がるのです。一日2~3分するといいようです。またお風呂に入った時にアラ塩で指先を洗うのも効果的なようです。
気温の変化も激しい中、各所での冷房により自律神経(体温調整)がついていけなくなっているようです。上着・長袖を着るぐらいでは、防げないので、個々の対策が必要です。冷えは女性の敵です!楽しい夏休み、冷房に負けない対策心がけましょう!

当院は、8/14(木)より8/17(日)のお盆期間を休院させて頂きます。スタッフ一同、皆様にとって素晴らしい夏休みになるよう心より願っております。
尚、 誠に恐れ入りますが、休業期間中に頂いたメールのご回答は休み明けの対応なる場合がありますのでご了承下さい。

「コーチング・フォーラム」報告

昨日は、やっと梅雨明けで久しぶりの暑い日曜日でした。そんな太陽ギラギラの中、千代田区平河町で行われた「コーチング・フォーラム」に参加し、受講してきました。以前から患者さんと向き合う上で、コーチングには大変興味があり、何冊かの書物は読んではいたのですが、たまたまそんな時にフォーラムが有ると知り参加してきました。
会場は、600席ぐらいが満席で、関心の高さが伺えました。スポーツ界、ビジネス界で実際にコーチにあたっている著名人の講義を聞かせて頂き、大変有意義な時間を過ごせたとともに、人と人との双方向のコミュニケーションの大切さと怖さを知った気がしました。そんな中、ある眼科医の会議・ミーティングをそう呼ばないで「ピクニックと呼んでいる」というお話は面白いですね。確かにそれだけで肩の力が抜けて、いつもより楽しく意見交換できるのではないでしょうか?

朝方に腰を痛めるケース

今日から学生たちは待望の夏休みですね、しかし今年の梅雨は、例年になく変な気候ですね。曇った日が多く、日照時間も極端に短く、雨量もさほど多くありません。日中は蒸し暑い感じでも、夜中や明け方は気温も下がり気味です。
 それが原因なのか確かではありませんが、ここ1~2週間、朝方に腰を痛めるケースが増えています。ただでさえ体調を崩しやすい季節なので、寝ている時の掛ふとんなど例年どおりの夏がけではなく少し厚めにした方が良さそうです。(腹巻もいいですよ!)今朝の新聞では8月まで梅雨が長引きそうとありましたが、夏らしい太陽が待ち遠しいですね!

パソコンの使い過ぎによる「マウス症候群」

最近、患者さんの中で気になる症状は、以前にも取り上げたパソコンの使い過ぎによる「マウス症候群」の中の一つの症状ですが、手首、肘の痛みで、マウス腱鞘炎とでも呼んでいいかもしれません。
具体的な症状は、

1.手首が痛みで動かなくなる
2.特に背屈不可能になる
3.手首の重だるさ
4.指先のシビレ
5.握力の低下(箸も使い難くなる)
6.肘の痛み
7.テニスエルボーに似た症状
8.肘の関節の可動域低下

等ですが、皆さんに共通しているのが徐々に手首・肘に違和感が進行し、次第に背屈がしにくくなり、握力がなくなったり、しびれたり、痛み出現といった感じです。
ですので痛みがなくても「背屈がしにくい」等の症状を感じましたら、すみやかに炎症をおさえるために冷やしたり、PCの使い方(頻度を減らす)、適切な運動などの処置をし、専門家に診てもらうことをお勧めいたします。
KIZU CHIROPRACTIC では、マウス症候群の延長上の治療をしていきますが、まず、炎症を取り除き、その後は、関節の一方行への使い過ぎを治すため、関節の可動域を改善させます。
これからもマウスの使い過ぎは増加の一途でしょうし、それに比例してこのような症状で悩まれる方も増えて行くでしょうから、早期の予防対策を訴えて行きたいと思っています。

マウス症候群について