記事一覧

2010年~2012年

2012年


05月30日 筋バランスと障害の関係~①投球動作の障害(野球肩)について
05月20日 アスリートに重要な「脱力」
04月28日 iPad ショルダーにご用心!
04月9日 貧乏ゆすりの意外な効能~変形性股関節症
03月31日 運動連鎖を考える~癒着を取り除く~そしてトレーニング
03月23日 骨盤矯正ウォーキング講座
03月19日 花粉症から子供を守るにはどうすべきか?
03月9日 ブーツと足のむくみ(簡単むくみ解消法)
02月23日 東急セミナーBEにて講座スタート!
02月23日 集中と焦点を合わせることについての違い
02月17日 リニューアル&新情報サイトのお知らせ
02月16日 KIZUカイロプラクティックANNEX新装OPENについて
01月28日 睡眠サロン「Napia」閉店について
01月14日 NEWコンテンツ「かんたん座り方分析」と「スマフォ症候群」
01月10日 東北地方太平洋沖地震 被災地復興支援活動について
01月6日 年頭の挨拶「私たちが伝えて行きたいこと」


2011年
12月14日 急性腰痛(ギックリ腰)の前兆
11月12日 大阪マラソン・グラストンボランティア報告
10月29日 リレーの選手になった女の子の話
09月17日 人はなぜ痛めるのか?
08月26日 二子玉川オープンに向けて
08月9日 グラストンテクニックのその後
07月5日 パソコンとスマートフォン使用時の正しい姿勢
06月24日 クリニック勉強会
06月15日 小児カイロプラクティック・変形性斜頭症
06月3日 優先事項と後先事項
05月12日 マードック大学のご報告
04月14日 自分たちにできること
04月7日 グラストンテクニック
03月28日 三浦和良選手の言葉
02月26日 「パワーハウスランニング」
02月4日 題して「パワーハウスウォーキング」
01月17日 静の姿勢と動の姿勢
01月5日 新年のご挨拶


2010年
12月8日 姿勢に表れるサイン
11月11日 骨盤アーチの崩れ
09月11日 肩甲骨と骨盤の関係
08月6日 開脚と骨盤の開き(クラシックバレエ・ダンス)
06月10日 関節軸と寝違えのメカニズムについて
04月19日 骨盤エクササイズについての警鐘
02月23日 頭痛について②
ーカイロプラクティックアプローチ法についてー

02月16日 頭痛について① ー頭痛の分類ー
01月07日 新年を迎えて ー自然の流れー

2004年~2009年

2009年
12月24日 身体の使い方について
11月26日 上部交差症候群チェック
10月05日 座禅と熟睡について
09月03日 肩に力が入る・肩の力を抜く
07月18日 石川遼選手の姿
06月06日 携帯による障害「メールフィンガー」について
05月21日 「骨盤の開き」考察②
03月28日 「骨盤の開き」考察①
02月26日 「膝痛のメカニズムについて」考察②
01月28日 「膝について」考察①
01月04日 年頭に思う


2008年
11月15日 椅子と机の関係
10月04日 ローライズで腰痛に・・・
05月26日 運動による悪影響


2007年
12月31日 自然か不自然か
10月14日 座り方と椅子選びーその4
09月30日 座り方と椅子選びーその3
09月17日 座り方と椅子選びーその2
08月13日 座り方と椅子選びーその1
07月07日 姿勢と健康について-子供たちへの影響-
05月20日 ”身体の軸”と姿勢について-ダンススクール編-
04月08日 スポーツ障害における”身体の軸”について
02月21日 最近、女性によく見られる「反り腰」について

2006年
12月30日 病を治すことへの提言
12月01日 抗疲労 について
11月28日 肩のファンクショナルトレーニングセミナー参加報告
10月19日 姿勢と身体の軸
08月25日 酸素カプセルの可能性
08月07日 皮膚科クリニックでの治験
06月30日 「自らの脳は自らが育む」
05月17日 姿勢研修報告 in Thailand
03月16日 写真うつり
02月10日 「姿勢とヨガ」シンポジウム前夜に
01月24日 ローライズ症候群


2005年
12月16日 座禅のススメ
09月30日 医療連携について
09月02日 高校生で昼寝の効果を実証
08月05日 真夏の甲子園
07月14日 子供たちの姿勢について~夏休みを前に~
05月18日 マウス症候群についてのまとめ(2005年版)
04月14日 Dear Major Leaguer GODZILLA MATSUI
03月03日 ヨガと鼻呼吸と花粉症
02月14日 韓国研修報告 in Seoul
02月04日 ユニクロシーツの感触
01月11日 新年を迎えて


2004年
12月29日 2005年を前に
11月19日 仮眠の有効性について
10月12日 ICHIRO選手ありがとう!
09月14日 カイロプラクティックの可能性
08月18日 残暑お見舞い申し上げます
07月22日 熱中症のメカニズムと対処法
07月03日 入浴で睡眠の質改善
06月09日 肌荒れとカイロプラクティック治療
05月24日 アニマルカイロプラクティック(動物の解剖と治療)
05月01日 転倒予防とカイロプラクティック治療
04月22日 カイロプラクティック治療と身長の伸び
04月14日 「全国主要病院の総合評価」と聖路加国際病院について
03月26日 「第5回姿勢シンポジウムと睡眠フォーラム」報告
03月15日 肩関節(四十肩・五十肩)の問題について
03月03日 花粉症と首の関係
02月26日 こころの声を聞く
02月18日 勉強姿勢について
01月29日 変質する医療(USAニューヨーク)
01月14日 スポーツコンディショニングについて
01月07日 2004年1年の初めに

2001年~2003年

2003年
12月28日 今年の抱負は「自然体で」
12月17日 妊娠と運動について
11月27日 新規分院(ANNEX)開設にあたってのお知らせとご挨拶
11月18日 第4回姿勢シンポジウム報告
11月01日 「パソコン姿勢とマウス症候群」について
10月28日 TBS「ベストタイム」出演のご報告
10月18日 DEAR GODZILLA MATSUI
10月08日 変形性膝関節症の治療効果の手術技法を開発
09月30日 バレエスクールの見学
09月14日 「テンピュ-ル素材のまくら・ベッド」について
09月02日 軽度の「椎間板ヘルニア」的症状
08月19日 夏に多い女性の新型冷え性について
08月04日 「コーチング・フォーラム」報告
07月16日 朝方に腰を痛めるケース
07月04日 パソコンの使い過ぎによる「マウス症候群」
06月24日 中央労働災害防止協会「疲労蓄積度を自己診断リスト」
06月17日 大人の脳は想像以上に潜在能力を発揮する
05月28日 首猫背=ストレートネック
05月20日 日本で新型肺炎SARSが流行しないのは?
05月02日 日本の文化価値「ジャパニーズ・クール」
04月18日 ウォーキングの痩身効果
04月09日 松井選手の自己コントロール力
04月02日 KIZUカイロ前のさくら
03月25日 第3回姿勢シンポジウム報告
03月11日 コーヒーに血糖値が低く抑えられる傾向
03月01日 松井選手がオープン戦初戦でホームラン
02月18日 良医を見つけるための10ヵ条
02月05日 日本でのカイロプラクティック治療の現状
01月18日 年末に腰椎の手術を受けられた患者さん
01月08日 人生のモットーは「毎日がご機嫌」


2002年
12月26日 50キロ超のおもしを足で持ち上げる70歳
12月16日 イタリア・フィレンテェで多発する「スタンダール症候群」
12月10日 寒い日は腰を痛めやすいので注意です!
11月25日 「第2回姿勢シンポジウム」報告
11月19日 「ジャイアンツの松井選手」との遭遇
11月02日 姿勢シンポジウムへの意気込み
10月07日 KIZUカイロ姿勢シンポジウム開催のお知らせ
09月28日 視力増強大作戦
09月10日 がんばってください! H.Tさん
08月31日 都内私立高校の剣道部を訪れて
08月19日 桐光学園野球部、ありがとう
08月06日 KIZUカイロ、夏期休暇のお知らせ
07月26日 中国製ダイエット食品による健康被害
07月06日 「マウス症候群」の臨床報告
06月25日 ワールドカップ準決勝
06月14日 日本サッカー、対チュニジア戦
05月30日 筋肉強化や体操など「マウス症候群」に対抗する予防
05月15日 エコノミークラス症候群
05月07日 NY研修から帰りました
04月23日 「マウス症候群」の予防法を伝授
04月12日 長時間パソコンを使用する方の、ある症状
04月04日 がんばれ原辰徳!
03月28日 日本橋のさくらは、もう葉桜です
03月18日 花粉症の臨床研究について
03月15日 姿勢スクールのプレセミナーを開催
02月25日 デンマークには腰痛に悩む介護者はいない
02月21日 「KIZUカイロHP」がリニューアル
02月20日 近日中にリニューアルいたします!
02月08日 喫煙によるガン発生の確率
02月01日 「40歳から気になる病気、危ない兆候」について
01月18日 なにごとも「防ぐ」が最重要課題です
01月08日 新年明けましておめでとうございます


2001年
12月28日 初診の患者さんのワースト生活習慣
11月30日 椎骨動脈が後頭部で圧迫され、脳への血液の循環障害
11月21日 NHKの番組での「肩こり解消」について
11月14日 高島屋のクリスマス イルミネーション
11月08日 人間型コミュニケーションロボット

アスリートに重要な「脱力」

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 メジャーリーグ・ダルビッシュ有投手(テキサスレンジャーズ)の快投が続いています。観戦していると嬉しくなるし、本当に頼もしい限りです。そんな中、先日ハーラートップの6勝目をあげた試合で「脱力投球」という記事がありました。試合後のコメントでも、「投球フォームは力を抜いた。軽く投げている感じ」と話していました。
 この「脱力」ですが、アスリートにとってはとても重要です。以前このコラムでも「肩の力を抜く」大切さをお話しましたが、特にスポーツ選手では、欠かせないことなのです。投球で大切なのが、下肢からスタートして体幹、そこから「しなるように肩―腕―手首へと連動」が必要になります。安定した下肢から体幹があってこそ、この「脱力」ができるのだと思います。
その「脱力」のスペシャリストが日本の球団にもいます。それはヤクルトスワローズの宮本慎也選手(上写真)です。(ちなみに僕はヤクルトファンではないですが)先日の2000本安打達成もすばらしいのですが、なんと言っても連続守備機会無失策の日本新記録を塗り替えました。安定した下半身がそれを可能にしているのだと思います。僕が言うのも何ですが、見ていてエラーしそうにない(ヤクルトファンではないので)、本当に芸術の域にある守備を見せてくれます。
そんな宮本選手の「肩の力の抜けたすばらしい打撃と守備」を可能にしているのが、「丹田」の強さではないでしょうか?
では、なぜ丹田に力が入ると「脱力」ができるのでしょうか?その答えは「筋バランスの拮抗」が重要な役割を担っているのだと思います。
例えば、バレエにおいて骨盤を立てることが重要ですが、それには「丹田」を意識した筋バランスの拮抗が必要になります。これが引き上げ動作につながり、体幹が長軸(たて)に伸びることができるのです。その時に同時に起こるのが肩甲骨の下制です。この連動した筋バランスにより、しなやかな四肢の動きが可能になっているのだと思います。それが丹田を使った時に起こる「肩の力が抜ける」現象なのです。これが「脱力」なのです。
逆に言えば、この丹田に力が入っていない拮抗した筋バランスでない時には、実は肩に力が入ってしまうのです。こうなるとパフォーマンスは落ちるし、障害を生みやすいのです。それが「脱力」の反対である「緊張」状態なのです。
次回は、この「筋バランスと障害の関係」についてお話します。

以前、取り上げた「肩の力の抜き方」についてです。
「肩に力が入る・肩の力を抜く」

iPad ショルダーにご用心!

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最近、あのNEWアイパッドを購入しました。画像が本当に綺麗だし、解剖のアプリなど今後重宝しそうです。ただ、使った感想は、自分が老眼であるのもありますが「とにかく疲れる」です。どこが疲れるかって聞かれれば「目と肩です。」
そんな話を患者さんとしていると、その患者さんから「今もっている雑誌にiPad Shoulderにご用心って記事が載ってましたよ」と言われました。早速拝見させて頂くと、下記のような記事が掲載されていました。
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Health Risks of Tablet PCs
Beware of the so-called...ohh,the"iPad shoulder." Researchers reckon/ tablet computers can encourage poor posture. Apparently.using an iPad on your lap means you look down more. That puts pressure on your joints. That can lead to aching shoulders and neck injuries. So the people who think about these things at the Harvard School of Public Health suggest you prop it up on a table,preferably in an elevated position.
「iPad肩」にご用心! /タブレットPCの使用は、姿勢を悪くするおそれがあると研究者らは考えている。話によるとiPadを膝の上に置いて使うと下を向く時間が増えるらしい。そうすると関節に負担がかかる。その結果、肩が痛くなったり、首を傷めてしまったりするおそれがある。そこで、この問題について考えたハーバード公衆衛生大学院の研究者らは、iPadを使うときは、机の上に置いて、できれば高めの場所で何かに立てかけるように勧めている。
*被験者15人にiPadなどのタブレットPCを使ってもらい、姿勢の違いによる首や肩への負担を分析した結果、膝の上に置いて使うのが一番負担が大きかった。対して、机に置いて画面を自分のほうに傾けるのが、最も負担が少ない姿勢だった。研究者らは、この発見がより使いやすいタブレットPCの開発に役立ってほしいと考えています。
(january 26,2012 CNN ENGLISH より引用)
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以前コラムで書いた「マウス症候群」や「スマホ症候群」もそうでしたが、これらの電子機器は使い方によっては身体に不調を来たします。そしてこの「iPadショルダー」も同じです。iPadは軽いと言ってもやはり長時間持つには、上部僧帽筋が緊張し、「肩が上がり、力が入る」状態になってしまうのです。その上、1時間も下を向いていたら「肩は凝り、目は疲れ、」と自ずと結果は見えています。ただ、使い方によっては、肩への負担は軽減できます。今後、急増するであろうiPadユーザーに静の姿勢と動の姿勢の大切さを伝えていこうと思います。
昨日、眠りが浅いと訴えている患者さんに「寝しなに光物(ひかりもの)はやめましょう!」と忠告いたしました。この根拠はないのですが、寝る前にパソコンやスマホなどの画面を見た後に寝ると、その日の眠りの質が落ちる気がするのです。ハーバードの教授達にこれも調べてもらいたいです。宜しくお願いいたします!

マウス症候群についてのコラム
スマホ症候群についてのコラム