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日本でのカイロプラクティック治療の現状

昨夜テレビ東京の番組で、カイロプラクティックについて取り上げられました。内容的にはカイロプラクティックは、一日のセミナーを修了して開業している人も多く無秩序、無資格な野放し状態とありました。確かに現在、日本ではカイロプラクティック治療は野放し状態であると思います。業界全体で規定をもうけ、それを定期的に更新していく制度を作っていかなくてはいけないのですがこれもできていません。数十年前から業界で一つになって厚生省を折衝してきましたが、厚生省側の問題点もあるのですが、一番の問題点は業界にあると思います。私利私欲を捨て、自分たちの手でこの制度を作って、一刻も早く予防医学であるカイロプラクティックのすばらしさを伝えていかなくてはいけないのです。
また番組の最後である国会議員が述べていた、「鍼灸マッサージの免許にカイロプラクティックを入れてしまえば、認めやすい」とあったのですが、確かに簡単ですっきりしているように見えるのですが、カイロプラクティックは、系統づけられた予防を目的とする医学で鍼灸マッサージとは明らかな違いがあります。鍼灸免許に取り込むと一見資格者がカイロプラクティックをするように見えますが、これではカイロプラクティックを治療の道具として扱う事になってしまいます。これでは治療を受ける側の国民にとっては今の状態と同じで、何もかわりません。
混沌としている現状で今、自分たち個々にできることは日々技術を磨き、カイロプラクティックを通し予防の大切さを皆さんに伝える事だと思っています。
KIZUカイロでは今まで不定期であった勉強会を水曜日診療終了後、定期的に継続して行こうと決定しました。