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尿もれと脊柱管狭窄症の因果関係

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昨日(2014.3.1)の日経新聞朝刊に尿トラブルについて取り上げられていました。
以下抜粋
40代、50代になると多くの人が悩み始める尿トラブル。おしっこの回数が増えるのは男女共通だが、尿もれで悩むのは女性が多く、尿のキレが悪かったり排尿に時間がかかったりするのは男性だ。男女で気になる症状は異なるが、背景には共通する加齢現象があるという。尿トラブルの基礎知識と対処法について専門家の話を聞いた。
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この中で尿道を支える筋肉を鍛えることの重要性についても書かれていますが、この筋肉は、骨盤底筋群と呼ばれ、以前より尿漏れの原因の一つと考えられています。実は、この骨盤底筋群が弱化すると尿もれの他にも多くの障害の原因になってしまうのです。
それが私たちカイロプラクティックに来院されている高齢者に多い疾患である、脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、椎間板ヘルニア等に代表される腰痛疾患なのです。実はこれらの疾患は、尿もれと合併する可能性が高いとも言えます。
 なぜなら、尿もれも脊柱管狭窄症も、骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋などで形成される骨盤アーチ(ピラティス的にはパワーハウス)が崩壊することにより起こる可能性が高いからなのです。
 この骨盤アーチを30-40代から形成しておくことが尿もれの予防にもなるし、結果的に脊柱管狭窄症などの重篤な障害を防ぐことにもつながるのです。但し、この骨盤アーチは、背骨や骨盤にゆがみが存在していると、正しく機能することができません。慢性的な腰痛に悩む方や、産後などに尿もれを経験したお母さんなど、早期のうちに信頼できるカイロプラクターに相談することをおすすめします。


●腰を痛める原因について①「重力」と「骨盤アーチ」
http://www.kizuchiro.com/director_blog/diary.cgi?no=217

●腰を痛める原因について②重力と骨盤アーチ
http://www.kizuchiro.com/director_blog/diary.cgi?no=219

●30-40代女性に多発する股関節痛の原因と対処法
http://www.kizuchiro.com/director_blog/diary.cgi?no=208

*骨盤アーチと座り方についての詳細については
「その痛み・不調は座り方を変えれば消える!」PHP出版
http://www.kizuchiro.com/media.html