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カイロプラクティック機能神経学の可能性

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今年5月からカイロプラクティック機能神経学をアメリカ・カリフォルニアで活躍している吉沢公二先生(機能神経学専門医)より学んでいます。月一回のセミナーですがとても興味深く聴講しています。また、それは自分自身の検査方法や治療法にプラスさせ臨床の場でも応用させて頂いています。
 この機能神経学ですが、簡単な説明をするとその手法は、患者さんの神経の中で機能していない部位を特定し、その部位を治療(刺激)するというものです。カイロプラクティックアジャストメントや、その他さまざまな道具を使いますが、薬や手術は一切用いません。
 実はこの機能神経学はとても難解な学問であるので、ディプロマ(diploma)を取得しているのは、日本では3人しかいないのです。そんな中、先週の日曜日にその一人である和田勝義先生(米国公認 機能神経学専門医)より少人数制の講義を受けることができました。

 その講義の中で日常の生活でも誰しもが遭遇している動作、例えば駅のホームで電車が通り過ぎる時に、車内の人を鑑別している目の動き、横書きの英文を目で追い、下へ下へと読んでいるのも同じ動作です。その動作を検査する方法として、視運動制眼振パターン検査(Optokinetic pattern test)があります。この検査によってわかるのは、脳の左右頭頂葉、左右前頭葉、左右小脳の機能異常がどこに発生しているかです。実は、その異常を精査しているということは、その部位の治療も可能であるということなのです。
 
一般の方には理解し難いかもしれませんが、カイロプラクティックではそのような脳神経機能の治療も可能なのです。
アメリカにDr.キャリックという世界的に有名なカイロプラクティック機能神経学の権威がおります。このDr.キャリックのもとには、あらゆる障害(脳障害など)の患者が世界各地から来院されています。

キャリックは、「このような患者さん(重度の障害を持つ)は、薬や手術では決して回復しません」「このような患者さんの人生を変えることが出来るのは私達だけなのです」と述べられています。それはつまり、身体の機能(脳機能含め)を適切にすることだけが唯一の方法だということなのです。
 講義終了後には親睦会を開かれ(左から3人目写真中央が和田勝義先生、2人目はこのセミナーを企画してくれている吉川祐介先生)そんなカイロプラクティックの可能性や将来について熱い議論を夜中迄交わしたのでした。時計を見るとアッと言う間に4時間を経過する程でした。藤沢で行われたので、帰宅は次の日になっていました・・・
*ちなみに二子玉川の古川院長も受講しましたが、残念ながらこの親睦会には出席できなかたので写真には写っていません・・