最近、あのNEWアイパッドを購入しました。画像が本当に綺麗だし、解剖のアプリなど今後重宝しそうです。ただ、使った感想は、自分が老眼であるのもありますが「とにかく疲れる」です。どこが疲れるかって聞かれれば「目と肩です。」
そんな話を患者さんとしていると、その患者さんから「今もっている雑誌にiPad Shoulderにご用心って記事が載ってましたよ」と言われました。早速拝見させて頂くと、下記のような記事が掲載されていました。
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Health Risks of Tablet PCs
Beware of the so-called...ohh,the"iPad shoulder." Researchers reckon/ tablet computers can encourage poor posture. Apparently.using an iPad on your lap means you look down more. That puts pressure on your joints. That can lead to aching shoulders and neck injuries. So the people who think about these things at the Harvard School of Public Health suggest you prop it up on a table,preferably in an elevated position.
「iPad肩」にご用心! /タブレットPCの使用は、姿勢を悪くするおそれがあると研究者らは考えている。話によるとiPadを膝の上に置いて使うと下を向く時間が増えるらしい。そうすると関節に負担がかかる。その結果、肩が痛くなったり、首を傷めてしまったりするおそれがある。そこで、この問題について考えたハーバード公衆衛生大学院の研究者らは、iPadを使うときは、机の上に置いて、できれば高めの場所で何かに立てかけるように勧めている。
*被験者15人にiPadなどのタブレットPCを使ってもらい、姿勢の違いによる首や肩への負担を分析した結果、膝の上に置いて使うのが一番負担が大きかった。対して、机に置いて画面を自分のほうに傾けるのが、最も負担が少ない姿勢だった。研究者らは、この発見がより使いやすいタブレットPCの開発に役立ってほしいと考えています。
(january 26,2012 CNN ENGLISH より引用)
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以前コラムで書いた「マウス症候群」や「スマホ症候群」もそうでしたが、これらの電子機器は使い方によっては身体に不調を来たします。そしてこの「iPadショルダー」も同じです。iPadは軽いと言ってもやはり長時間持つには、上部僧帽筋が緊張し、「肩が上がり、力が入る」状態になってしまうのです。その上、1時間も下を向いていたら「肩は凝り、目は疲れ、」と自ずと結果は見えています。ただ、使い方によっては、肩への負担は軽減できます。今後、急増するであろうiPadユーザーに静の姿勢と動の姿勢の大切さを伝えていこうと思います。
昨日、眠りが浅いと訴えている患者さんに「寝しなに光物(ひかりもの)はやめましょう!」と忠告いたしました。この根拠はないのですが、寝る前にパソコンやスマホなどの画面を見た後に寝ると、その日の眠りの質が落ちる気がするのです。ハーバードの教授達にこれも調べてもらいたいです。宜しくお願いいたします!