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急性腰痛(ギックリ腰)の前兆

最近、朝晩の寒さが厳しくなったせいか、急性腰痛(ぎっくり腰)になられて来院される方が増えています。一昨日もこの「ぎっくり腰」で3人の方がみえました。1人は片足に体重のかけられず足を引きずりながら、もう1人は身体が曲ってしまって自力では歩けず、人に抱えられながら来院、そして最後の方は車椅子でした。治療後には、3人とも1人で歩いて帰れて「ホッ」としました。

ところで、このギックリ腰がなぜ起るかのでしょうか?
答えはこのコラムで何度も取り上げている癒着が大きく関与すると考えています。例えば、中腰で痛めた場合は、胸椎・腰椎・骨盤・股関節と、それに付着する筋群の連動メカニズムが崩れた時に痛めるのです。それは、重力がある以上誰にでも起ることです。
この「ギックリ腰」ですが、急に来るので、予兆や予防法もないと思われている方が多いのですが、実は以下のような前兆があります。

①長い時間座っていて後に、すぐに腰が伸びないが、歩き出せば問題ない。
②いつも前屈時に床に手がつくのに、最近手がつかない。
③ふくらはぎがよくつる。(別の問題もあるので注意)
④朝、腰が張っている。動き出すとすぐに治る。

上記のような前兆があった場合には、以下のような注意が必要です。

①中腰で物持ち上げないようにする。(特に捻った状態で)
②ソファーや床にに長い時間座ったりしないようにする。
③長時間(一日中ゴロゴロしているような)寝ていないようにする。
④治療されていない方は、すぐにお近くのカイロプラクターに相談しましょう!

急性腰痛(ギックリ腰)の対処法について