1月のコラム「静の姿勢、動の姿勢」の中で取り上げた筋・関節の癒着に関してですが、通常の治療では取り除きにくい強い癒着が存在する場合があります。主にスポーツ選手が関節機能が低下している状態等で同じ動作を繰り返したり、過負荷の場合などに起りやすいと予想されます。一般の方でも、マウスやキーボード操作を繰り返す、マウス症候群やマウス腱鞘炎でも同様の癒着が起る可能性があります。
この癒着を取り除く技術として「グラストンテクニック」というカイロプラクティックの特殊なテクニックがあります。グラストンテクニックはアメリカで開発された、軟部組織(筋肉、筋膜、腱、靭帯、関節包など)に対する特殊な器具を使った治療法です。
カイロプラクターだけでなく、理学療法士やスポーツトレーナー等、米国では約9,000人の治療家が行っています。ゴルフ肘、テニス肘、肩関節障害、膝関節障害、各筋肉・筋膜障害等に顕著な効果を出すばかりでなく、プロスポーツ選手のパフォーマンス向上に絶大な効果を発揮します。
日本ではまだ30人程のカイロプラクターしか行っていないテクニックです。
多くの患者さんの悩みに応えられると確信しておりますのでご期待ください。
*グラストンテクニック:上写真の専用のインストゥルメント(器具)を用いて、軟部組織機能障害に照準を当て筋・筋膜などの緊張、癒着を緩和し改善するテクニックです。
がんばれ日本!