記事一覧

骨盤アーチの崩れ

最近、骨盤が歪んでいるというよりは「崩れている人」を20~30代の女性に多く見かけます。以前にもお話した“骨盤アーチ”が崩れ骨盤が開いているのです。
パソコン使用時間が長くなり長座位により症状は深刻度を増しています。症状は様々ですが、腰痛、股関節痛、膝痛、お尻から足のしびれや痛みに始まり、肩こり、頭痛、内臓下垂による消化器系の不調、生理不順を訴えます。酷い方は尿漏れ症状も出現します。
また、数年前から小学生の子供たちにも目立つようになりました。共通して言えるのは、足先から伝わった力が身体の中心に伝わっていないのです。この子供たちの歩き方は、踵重心の歩き方をしていて、「ドンドン」「カンカン」と足音をさせます。子供たちの治療をしていて、将来を危惧してしまいます。このまま成長し、パソコンを始める時期はますます早まるだろうし・・・
先日、日本経済新聞(平成22年10月27日)で「子供が歩かなくなっている」という記事がありました。東京都の調べでは、30年前に一日27000歩あった子供の歩数は今や約13000歩と半減しているそうです。そこで東京都は今年7月から「歩け15000歩運動」を始めたようです。歩いたり走ったりは子供にとって「自然に身体を作る」とても良いことです。但し、悪い歩き方では、逆効果になる恐れもあります。是非、父兄の方、学校の先生には子供たちの歩き方をチェックして頂きたいと願います。


・「骨盤の開き」考察①

・「骨盤の開き」考察②

・骨盤の歪みとは?

・骨盤の歪みができる訳

・反り腰とは?

・骨盤エクササイズについての警鐘

・骨盤のゆがみと下半身のむくみ

・骨盤のゆがみと腰痛

・骨盤のゆがみと慢性的な腰痛