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上部交差症候群チェック

先日、臨床ファイルでも取り上げた「上部交差症候群」ですが、その後も多くの患者さんが来院されています。前回のコラムにもある肩に力が入った状態も同様の筋肉バランスになっているのです。 これは、「マウス症候群」でも起こるのですが、特にキーボードを集中して打ち込んでいる時に見られる姿勢です。
集中して仕事をしていると知らず知らず、下写真のような姿勢になっているようです。皆さんも鏡に映っている姿を見たり、隣にいる方にチェックしてもらうといいと思います!

チェックポイント
①顎が上がってないか
②肩が上がってないか
③肩の付け根が前(前肩)に出てないか
④横から見た時の耳の位置が肩のラインより前に出ていないか

以上どれか一つでも当てはまり、以下のような症状があるようでしたら、その状態は「上部交差症候群」の可能性が高いので簡単しせい調整を行ってください。
症状:肩こり、首痛、背痛、頭痛、腕の痛みや痺れ、耳鳴り、めまい、吐き気、息苦しさ、動悸、ふらつき、肩が痛みで上がらない(四十肩、五十肩)

簡単しせい調整法:
悪い姿勢で顎が上がった状態から自分の人差し指を下写真のように顎に当て、あごを引かせ、後頭部が天井に向かって少し上げるようにイメージします。連動する筋肉が自然に働くと上部交差症候群の姿勢を改善できます。パソコン使用中に時々(1時間に1回目安)この調整法を行うといいでしょう。


また、この改善姿勢がとれなかったり、辛い方は、身体のどこかで連動する動きを妨げる関節の歪みや筋肉の硬縮が存在している可能性があります。症状のある方は早期の治療をおすすめいたします。

頭痛について① ー頭痛の分類ー
頭痛について② ーカイロプラクティック的アプローチ法ー

臨床ファイル:上部交差症候群による頭痛と肩こり


■休診・代診のお知らせ
12月7日(月)~12月14日(月)までオーストラリアにて放射線学(レントゲン)研修のため 木津は休診となります。
担当の患者さんにつきましては、大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
期間中の治療は他の先生が代診させて頂きます。
治療内容等に関しましては、すべてカルテにて管理しておりますのでご安心ください。 何卒よろしくお願い申し上げます。