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座禅と熟睡について

秋の夜長、眠りが気持ちのいい季節になりましたが、ストレスや考えることが多いとなかなかいい眠りにつけません。そこで前回の「寝る前に座禅をするとなぜ熟睡できるか?」についてですが、その前に眠りに重要と言われているホルモンについて少し触れておきます。
メラトニンは、脳の松果体から分泌されるホルモンですが、メラトニンの血液中濃度は昼に低く夜に高いサーカディアン・リズム(概日リズム)を示し、睡眠と関連していると言われています。
このメラトニンの合成には「セロトニン」という神伝達物質が必要です。
このセロトニン神経を鍛えるには、リズム性運動がいいとされています。それを簡単にできるのが「丹田呼吸法」(腹の下部を意識して呼吸する)なのです。この呼吸法を座禅で行うことによりメラトニンが分泌されやすくなり熟睡しやすくなるのです。
座禅をすると身体が空に伸びる感覚がして、肩の力が抜け、身体が軽くなったのを実感できるはずです。皆様も寝る前に座禅をしていい眠りに就いて英気を養ってください。

出典:「セロトニン呼吸法」、地湧社、2002有田秀穂・高橋玄朴著、「セロトニンについて」頭痛大学より