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座り方と椅子選びーその4

「座り方と椅子選び」について4回に渡り書いてきました。有給休暇の取得率が過去最低を記録するなど、今後も更に座る時間が増える事でしょう。今回のテーマは、そうした現状において「座る時間の増加=不定愁訴の増加」という傾向に警鐘を鳴らす大きなものかもしれないと感じてきました。
4回目は「座り方リセット法」です。簡単にできるので是非実施して頂ければと思います。

■座り方リセット法 ~3分リセットで腰痛、肩こり予防を~

1.立つ
1時間に一度立つ

2.脚を広げ、お尻を閉める
脚を肩幅広げ、お尻を「きゅっ」と閉める

3.3点腰回し
腰の背骨の横(図の赤い印左右6点)を上から順番に1カ所づつ両手の親指で強めに押さえる。
横に体を傾けつつ、そのまま右回り、左回りとにリズミカルに腰を回す。

以上3分で終わります。
座るより立ったほうが椎間板の負担は30%楽なのです。

*このプログラムは一般的なリセット法です。痛みや違和感がある方はすぐに体操を中止してください。
またKIZUカイロ来院中の患者さんは、それぞれに合わせた対応が可能です。担当の先生にお尋ね下さい。

■総括:
4回に渡った今回のコラムを総括すると、
・椅子選びも大事
・それ以上に座り方が重要
・長時間同じ姿勢を続け無い様に時々リセットする
以上の3点を守るだけで多くの不定愁訴の予防になります。
また、これには個人レベルでの意識・実行と同時に、適正な椅子の選択や体操の導入など会社レベルでの一歩踏み込んだ環境対策が望まれます。
また、我々が行っている「日本人をかっこよくするプロジェクト」のテーマの一つとして、「椅子選びと座り方」の認識を高めるためにこれからも多くの方に訴えていこうと考えています。

座り方と椅子選びーその1
座り方と椅子選びーその2
座り方と椅子選びーその3