11月26日に日本スポーツカイロプラクティック連盟主催の肩のファンクショナルトレーニングセミナーに参加してきましたのでご報告します。
今回は、東京ヤクルトスワローズのコンディショニングアドバイザーであり、早稲田大学スポーツ科学部非常勤講師でもある渡部賢一氏による肩関節への評価法と強化エクササイズを実習形式で学んできました。
肩はスポーツ障害だけに関わらず、四十肩や五十肩などの肩関節周囲炎や肩こり、胸郭出口症候群、姿勢の維持に関わる重要な部位です。
今回のセミナーは野球肩を主にした評価、強化エクササイズでしたが、一般的な肩こりや姿勢矯正にも応用できるとても興味深い内容でした。
私自身、学生時代に野球のピッチャーの経験がありまずが、当時はこういったケアを出来る環境もトレーニングの知識も少なく、怪我をすれば選手生命を脅かしかねない状況でした。
ケアする側の一員として再び野球と関わる中で、こういった形で故障のケアやパフォーマンス向上を学べる事、それらによってスポーツ選手により良い環境を提供できる事は喜びであると共に自身の使命でもあると感じます。
今回のセミナーで、以前のコラム『スポーツコンディショニングについて』でも書いたとおり「身体の軸・各関節の軸とその周囲の関節・筋の連携」の重要性を再認識しました。これはスポーツコンディショニングに留まった話ではありませんが身体と各関節の運動軸、その周囲の筋や神経の連動性を高め事は故障のケア・予防にもパフォーマンス向上にも効果があります。
今回のようにスポーツに特化したセミナーに参加し、大いに新しい刺激を受けました。今後とも新しい知識を吸収しつつ、スポーツコンディショニングの研究を継続していきたいと思います。