子供たちにとって、待ちに待った夏休みがもうすぐです。もちろん大人たちにとっても夏の休日はいいものです。プールサイド(リゾート)のデッキチェアでビール&読書なんて至福の時です。(さて今年は実現できるでしょうか?)
ところで最近、姿勢の悪化、それに伴う痛みなどで多くの小学生が来院しています。そこで、親子の接する時間が長い夏休みに子供たちの姿勢を観察して注意してもらいたいのです。(「お父さん姿勢悪いよ」と逆の場合もあるかもしれませんが)
また、毎年の事ですが、お盆明けの頃、大人たちは首や腰の急性症状を訴える方が多いのです。原因は長時間の移動、家でも外出先でも同じように「だらーんとした悪い姿勢」、重い荷物を持つことが多くなったりするからなのでしょう。
そこで今年は夏休み中に「子供たちの姿勢をチェックして悪い姿勢を治させましょう」と言う予防のご提案です。これを実行すれば親子共々いい姿勢になるし、腰痛などの予防にも繋がるという一石二鳥の画期的なご提案です。(子供に見られて模範を示さなくてはいけない親も自然に姿勢がよくなるのです。)
■夏休み中姿勢チェック項目
1.左右のバランス
立っている時、座っている時でも左右どちらかに体重を載せがちです。特に子供たちはすぐにどちらかに載せています。また最近子供たちに多い足を組む座り方も筋肉が弱い小学生にとってはO脚などの原因になります。骨盤も広がります。
2.前後のバランス
女の子に多いのですが車の中とかに足をシートに載せて身体を丸くして座る姿勢です。また、男の子に多い椅子に浅く背中で座っているような姿勢です、携帯のゲーム等しているとこの姿勢が多くなります。首や目にも悪影響を及ぼします。背筋を時々伸ばさせましょう!
以上2点だけです。前後左右のバランスに注意してみてください。多くの問題の予防につながります。動いている時は問題がなく、この同じ姿勢でいる時に注意してください。
そして、暑い夏、身体を動かしいい汗かきましょう!(親子共々)
■最近来院した子供の臨床ファイル
「姿勢の崩れにより肉離れが治らない(中学生サッカー部)」
■予防体操
1.「移動中にできる予防法」
2.「旅先・自宅でできる予防法」