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「血管を強くする歩き方」新刊出版のきっかけ

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  この「血管を強くする歩き方」は、ある出会いがきっかけで実現した書籍です。
その出会いとは、以前のブログでも報告させて頂いた、東京大学医学部附属病院 循環器内科助教の稲島司医師との出会いです。東京大学の循環器内科には心臓リハビリテーションがあると聞き、見学させて頂いたのが何もよりもこの書籍のスタートになっているのです。
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以下以前のブログから抜粋(2013年11月13日)

先日、その東京大学の心臓リハビリテーションを見学させてもらいました。実は、以前より心臓リハビリには興味があり、カイロプラクティックにおいても心臓リハビリの必要性を強く感じていたからなのです。
一見、カイロプラクティックと心臓リハビリは関連性がないように思われるのではないでしょうか? ところが、深い関係があるのです。
私が今後、必要と考え、そして自分にできるのではと思っているのは、病人または、術後患者のリハビリではなく、筋骨格系疾患(もしくは自称健常人)の患者に対して予防という観点から行う心臓リハビリであります。
 自分の臨床経験上、40〜50代以降、自称健常人は、運動不足気味になり、そして足腰の障害に悩まされることが多くなります。結果、負のスパイラルに入り、余計に運動不足→心筋機能の低下→簡単な運動(階段など)で心拍数の増加→心臓への負担を意識→運動の自制(例えば階段を使わなくなる)→より心筋の機能低下→心臓疾患の予備軍となる。
 この負のスパイラルに入らないようにするには、丈夫な足腰と共に健康な心肺機能が最重要と考えているからです。
 足腰を治し「筋骨格系の機能だけを考えた、歩け、走れ」ではなく心肺機能を意識したアフターケアを取り入れて行ければ、将来、心臓疾患の予備軍を大幅に減らす事ができると確信しているからなのです。
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実は稲島先生と打ち合わせしながら
この速歩きと健康の関連性を調べていくと、様々なエビデンスを発見することができました。
そして、これは多くの人に伝えなくてはいけないという使命感も芽生えたのです!

「速く歩く人ほど長生きする!」という米国の調査結果。
ゆっくり歩く人は、速く歩く人に比べて、
がんや糖尿病、心不全、脳梗塞、高血圧などの重大疾患になる確率が
約3倍も高くなるというのです。

なぜでしょうか?
速く歩くと血管に適度な負荷がかかるので、血管を強くすることができます。
速く歩けるということは、足腰(骨、股関節、筋肉)も健康な証拠です。
逆に、速く歩けなくなると、血管の老化が進んで病気になりやすくなります。

だから、いつまでも健康でいたいなら、
心拍数を上げて血管に適度な負荷がかかるように、速く歩くことが大切なのです。

心拍数を上げればいいのなら、どんな歩き方でもいいの? ジョギングでもいいの?
などと思う人がいるかもしれません。

ですが、関節に無理な力をかけるような間違った歩き方やジョギングを続けていると、
年をとるとともに、腰痛、膝痛、関節痛などの症状が出てきます。

そして、いずれ速く歩くなんて、痛くてとてもできないカラダになってしまいます。
そうなると、負の病気スパイラルのスタートです。

いま、ウォーキングがブームですが、
間違った歩き方を続けると、かえってカラダを痛めてしまう可能性があるのです!
この書では、「血管を強くする為の歩き方」を推奨しています。
題して「パワーハウスウォーク」です!

7月25日 「血管を強くする為の歩き方」東洋経済社より発売予定です。
ご興味ある方は、是非とも一読してください!

*過去ブログ 東京大学医学部附属病院循環器内科 心臓リハビリ見学
http://www.kizuchiro.com/director_blog/diary.cgi?no=220

*心臓リハビリ見学について間山先生がまとめたレポートですので詳しく知りたい方は是非ご覧ください。
http://www.kizuchiro.com/staff_blog/x/shinriha.pdf

スマホ症候群に気をつけて!刊行にあたり

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本日、「スマホ症候群に気をつけて」を上梓することができました。このスマホですが、皆さんも街中や車中やカフェ・・・友人、知人、家族・・・誰もが使い過ぎでは?と思っているのではないでしょうか?
 この本の中で、お伝えしたいことはスマホによる障害についてのメカニズム解説と対処法や予防法、そしてスマホ依存に対する警鐘を鳴らしています。上の写真は、先生達にスマホ実験してもらっているところです。持ち方や座り姿勢を変えながら実証を繰り返しました。実験終了後に皆が口を揃えて「辛かった・・・」でした。特に本の中でも出てくる「スマホ肩」状態を強調した状態で行った実験では、肩や背中に耐えられないほどの痛みが出たようです。
 これらスマホ実証研究や患者さんの臨床研究で得た知識をもとにこの書は成り立っています。昨年7月に初めての書籍を刊行してから今回の本で4冊目になりますが、書籍を出版するというのは、本当に多くの方々の協力なくしては不可能であると痛感しています。
 今回も双葉社の社員の皆さん、編集部の竹原昌子さん、校正を担当してくれた佐藤敏子さん、辛い辛いスマホ実験を何度もしてくれたKIZUカイロプラクティックのスタッフ、臨床の場で身体の仕組みや生きたデータをいつも提供くださっているKIZUカイロプラクティック全ての患者さん、そして家族。すべての方々にこの場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました!

以下、本文エピローグより
本書がスマホ症候群の予防、そして姿勢の重要性に関心を持つきっかけになって頂くことを切に望みます。そして、スマホを有効活用しながら、痛みや辛さのない快適な生活を送るための手助けとなる一冊になれば、著者としてこの上ない喜びであります。

木津直昭

「スマホ症候群に気をつけて!」
http://www.kizuchiro.com/media.html

書籍「パソコン、スマホで筋肉が癒着する!」刊行について

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以下 本書プロローグより------------------------------------------------
 皆さんも一度は経験したことがある肩こり、首こり、頭痛、背中や腰の痛みやこり、そして腕や足への痛みやしびれ等。これらの症状は様々な要因が複合的にからまり、辛い症状を出現させているのだと思います。その要因の中で、近年、重要なファクターであるのが、この本のテーマである“筋の癒着”なのです。それは25年以上の臨床経験の中で多くの患者さんの身体が教えてくれたことです。
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 臨床の現場で、10年程前からパソコンの長時間使用によるもの、またマウスによる影響で来院される患者さんが気になり始め、それ以来、パソコンやマウスによる不調は、様々な形で人々の身体を蝕みはじめました。 その障害について、3年半前に出版会社からの依頼で「マウス症候群」という仮タイトルで執筆活動がスタートしたのです。
近年は、スマホやアイパッドなどの端末の普及によりパソコン以外の電子端末による身体への影響も軽視できなくなってきました。また、来院される患者さんの症状も単純な障害ではなく、頑固で複雑な症状が増えてきている気がしています。それらの症状の要因になっていると考えられる、「筋肉の癒着」にフォーカスし、痛みやこり・しびれ等の予防と対策など、より実践的な構成にしてあります。
題して「パソコン、スマホで筋肉が癒着する!」です。
聞きなれない言葉なので、どこまで浸透するかわかりませんが、この本に書いてあることは、現在痛みを抱えている人、今は痛みや不調がなくても、パソコンやスマホを使う方には必須な内容になっていると自負しています。
是非とも、多くの人に読んでもらえればと思っています。

本書が、パソコン社会に警鐘を鳴らし、辛い症状で悩む方々に少しでもお役に立てればと考えています。


この書にあたり尽力して頂いた、佐藤敏子さんはじめ、出版社の方々、アンケートに快くご協力頂いた「よしき皮膚科クリニック」の吉木伸子先生、貴重なアドバイスを頂いた「グラストンテクニックジャパン」の川西陽三先生、多忙な中、原稿を読んで推薦文まで書いて頂いた「竹谷内医院」竹谷内康修先生、そして忙しい仕事の合間に手伝ってくれたKIZUカイロスタッフ皆など多くの方々のお陰で出版することができました。皆様に心より感謝いたします。また何よりもこの本書にある内容は、すべて来院される患者さんの身体が教えてくれたことなのです。
患者さんに改めて感謝です! 
                                                     2012.7.20 KIZUカイロプラクティック 木津直昭

*本書については、アマゾンや大型書店で販売しています。また、本院、ANNEX、二子玉川各クリニックでも購入できますので宜しくお願いいたします。

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