新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて新年早々、政治や経済の様々なニュース(相変わらずあまりいいニュースはないですが・・)が飛び込んできますが、僕らにとって気になるのは、やはり身体や健康についての記事です。そんな中、興味の沸くニュースが一つありました。
それは「サプリあげるのちょっと待って、栄養は食事でが基本」と言うニュースなのです。
内容は、子供にサプリメントをあげている親が増えていることと、それとは対照的に「子供は栄養が不足している状態にはない」と言う事実、そしてその状況は好ましくないという結びなのです。
この記事を読んでいて、その通りだと思い、また別の考えも浮かびました。 それは、「子供は、母乳から始まり、離乳食そして消化にやさしい食事と、徐々に普通の食事に慣れさせていくという自然な流れがあるのです。その流れの中で、内臓が働き、鍛えられ、様々な消化酵素が分泌されると思うのです。その消化酵素とは食べたものを細かく分解し、栄養素を取り出し、体内への吸収やエネルギー消費、排出をしやすくします。そのような働きを必要とさせない摂取方法は内臓機能を低下させてしまうのではないでしょうか?」
同様なことが身体の構造にも言えると思います。最近は、子供たちの来院が増えています。(症状は、腰痛、膝痛、頭痛、肩こり、外反母趾など大人と変わりません)
これも子供の成長過程において、「走っていない」ことが主因のような気がしています。「はいはい」から始まり、歩けるようになると無邪気に走ることをし始めます。 しかし、社会環境や教育環境等が影響しているのか、子供たちは、家の中で走れば怒られ、外は危ないから走れない、必然的に学校が終わっても机の前に座る時間が増える。結果、大切な時期に走る時間が極端に減っているのです。それでは、もっとも重要な体幹を作る筋肉が作れないのです。
特に成長過程では、これら「自然の流れ」を無視してはいけないと思っています。難しい問題だとは思いますが、今回の記事のような「自然な流れ」を後押しするような「世の流れ」になってくれるといいなと思う今年の正月でした。
今年もスタッフ一同、更なる治療の質の向上に重きを置いて研鑽する決意でおりますので、 何卒よろしくお願い申し上げます。